今年の2月から受講して下さった方の話です。
その生徒さんは中学高校のブラスバンドで管楽器の経験があるものの
それから楽器から遠ざかり30才手前にしてベースに興味を持って習いに来てくださいました。
その方はベースは全く初心者だったのですがブラスバンドの経験からヘ音記号の5線が読めたんですね。
これはかなりの強みなのでいわゆるバンドスコアではなく
「ピアノピースの左手のラインをコピーする」
ということをしてもらいました。
※ピアノ・ピースについてはまたコラム書きます。
本人さんにはそのことが向いていたのか猛練習してはりまして
ブルース進行からカンタロープ・アイランド、ザ・チキンなどを忠実にコピーし
6ヶ月目にしてチックコリアのSpainが弾けるようになりました。
初心者の方がここまで出来るようになるのは感無量です。
僕自身Spainは大学に入ってから弾けるようになったので結構驚きです。
実際、理論についてはまだまだこれからなのですが
「理屈抜きでカタチから入る」
というのも重要だなと改めて感じました。
Spainの参考動画
岡田治郎氏と平原綾香さんのデュオ演奏、冒頭のフラメンコ的アプローチがかっこいいですね。
コード弾きするときに「こういうボイシングもあったんだなあ」と参考になりました。