僕自身影響を受けたベーシストはそれこそ沢山いますが、最も影響を受けたベーシストの一人として今回はこの人をとりあげたいと思います。
Jazz Bass Playerの雑誌でで気になったきっかけで知ったイタリアのベーシストです。
Dario Deidda氏の何がすごいかというと
昨今の多弦化が進むベース界において
「あくまでFenderの4弦JAZZBASSで弾く」
であるということです。
それもスラップやタッピングなどの技巧を特に使わない、基本の応用なんですね。
Donna Lee
ジャコ・パストリアスの名演で有名なナンバー。
オルタード・スケール、モチーフディベロップメント等往年のジャズジャイアンツを相当研究したフレーズが満載です。
Rhythm-A-Ning
凄腕ウッドベーシストMarco Panasciaとのデュオ。
ジャンゴ・ラインハルトの名曲Nuageをベースで独奏
The Chicken
この人ほどフェンダーの4弦JAZZBASSをリリカルにひきこなしている人はいないのではないでしょうか。
加えてほとんどノーエフェクトであるということもポイントです。
ここまで4弦ベースで表現できるとなると多弦ベースの存在意義って何なんだろうと思ったりします。
僕自身過去は6弦ベースでエフェクター何個もつなげてやっていました。
まあ其のスタイルする人も結構いるので否定もしませんがそれによってより聴衆の心に打つ演奏ができるかというかというと疑問です。
バイオリン奏者がノンエフェクトで感動できる演奏しているのだからエレキベースでもできるはず。
40才までは僕も「4弦JAZZBASS」「ノンエフェクト」で基本的なフレージング・リズム・アーティキュレーションにこだわってみようと思います。