音程楽器は数あれど、読譜(いわゆるオタマジャクシ)に一番弱いパートはエレキベースなのではないでしょうか。
※ドラムなど打楽器・和楽器は除く。
- メロディーを弾く機会が少ない
- コード譜だけでなんとかなる
ことが関係しているのだと思います。
難しさの原因としてピアノと違って
「同じ音が指板上にいくつか存在するのでどこを押さえたらいいのかわからない」
というのがあるのではないでしょうか。
特にエレキベースで押弦主体だとEの音であれば
D線2フレット、A線7フレット、E線12フレットと3つあるわけでどこもそれなりによく使います。
じゃあコントラバスはどうなのかというとEの音であれば
D線2フレット(多用する)、A線7フレット(余り使わない)、E線12フレット(滅多に使わない)というわけでコンバス奏者の方が読譜に強かったりします。
僕が当レッスンで教える場合、まず受講生の方にやっていただくことに
「開放弦~4フレットまででベースラインを弾ききる」
ということを教えています。
これのメリットとして
- 同音異フレットの音がなくなるため迷わない
- 開放弦を多用した運指にせざるを得ない
というのがあります。
5フレット以上の運指はそこから必要に応じてふくらませていけば良いのでしょうか。
ちょっとマニアックな話題でした。