【Richter SLIDE TAILPIECE®:レザー系ストラップの長さ調整の手間を解消するアイテム】購入レビュー

ストラップメーカーのRichterよりギター・ベースのレザー系ストラップの長さ調整の手間を解消するアイテム
「SLIDE TAILPIECE®(スライドテイルピース)」が発売されたということで、エレキベース関係の輸入代理店「over the field」を運営する親交あるベーシスト越野さんから、津田ベース教室で使ってみませんか?ということで1月末教室備品として購入しました。
受講生さんにもモニターになってもらって、これはおすすめ!レビュー書きました。

今回の記事はベーシスト・ギタリスト、音楽教室経営者の方々の参考にもなると思います。
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意外と奥深いギター・ベースストラップ考察

エレキベースのストラップ

レザー系ストラップのデメリット

楽器を手に入れると、ギター・ベース のストラップもいいのが欲しくなってくるもの事実。
ナイロン系、布系、レザー系などいろいろ素材あります。
特にリアルレザー(本革)は質感もよくて 幅広でしっくり来るのがそして経年変化が楽しめるので好きなのですが
いかんせん、その構造上 素早く調整、細かな長さ調整ができないのが難点でした。
特に大柄な人に合わせた調整で、小柄な方が弾くとかなり長くなったりその逆もしかりですね。

レザー系ストラップの構造上からくる長さ調整の手間を解消するアイテム
Richter SLIDE TAILPIECE®(スライドテイルピース)

ドイツのギターストラップメーカー Richter(リヒター)より
レザーストラップの構造上からくる長さ調整の手間を解消するアイテム
SLIDE TAILPIECE®(スライドテイルピース)が発売されたとのこと。
※Richterが 特許を取得済みとのこと。

この度、親交あるベース関係の輸入代理店「over the field」を運営するベーシスト越野さんから、いいのがあるので津田ベース教室で使ってみませんか?
ということで1月末教室備品として購入しました。

SLIDE TAILPIECE®
ちなみにこれ自体はリアルレザーでできています。

Richter SLIDE TAILPIECE®

Richter SLIDE TAILPIECE®

上 通常のレザーストラップ
下 SLIDE TAILPIECE® 装着

Richter公式動画

津田もやってみました。

動画をみるとわかるのですが
力いれて押し込むと ストラップが 伸びて 先端のナイロン部を引っ張ると、短くなるというもの
あら簡単!結論として購入してよかったです。

実際使ってみてこういう場合におすすめ!

ロック・ポップス と ジャズ・フュージョン系を 両方演奏する方

ロック・ポップスでストラップ短めで 弾くとなんか 妙な 野暮ったさがあったり
ジャズ・フュージョン系で長めにすると ハイポジの細かいフレーズやスラップがやりにくかったり

ジャンルならではのスタイルを一瞬に調整可能です。

音楽教室やセッションできる会場の置き楽器

一つの楽器を 複数人で弾くときとか、同じ長さでも 体格によって位置も変わります。音楽教室やセッションできる会場の置き楽器に使うのもいいですね!

座奏と立奏 どちらも多い方

立奏でしっくり来る長さが 座奏だとちょっと余って、ストラップの意味がなかったりその場合に 座奏でフィットする長さに調節可能です。

想定された懸念点

自分が望んでいないのに勝手に伸びてしまわないかでしたが、結論からいいますと全く問題ありませんでした。
摩擦力が絶妙で楽器全体をグイっと押さないと伸びないので、楽器の自重で勝手に伸びてしまうことはありませんでした。

サイズが合えば他社のものでも装着可能ですので、このタイプ持ってらっしゃる方いれば、試してみるのもありかも。

Richter Strapsについて

Richter Springbreak I

以下「over the field」さんのサイトを引用

Richter Straps(リヒターストラップ)は、最高級レザーを使用し手作業で製作を行っているドイツ製の高品質なストラップです。
製作者のLars Richter(ラース・リヒター)は、家具や革製品を製作する業者に革材を供給する問屋として生計を立てていましたが、趣味で演奏しているギターに使用する為に販売されているストラップをチェックしたところ、従来の製品の品質の悪さに失望し自ら製作を始めました。
ヨーロッパを中心に世界中の著名なミュージシャンが愛用しています。
豊富なモデルをラインナップする事により、立奏時に楽器を吊る為の単なる道具ではなく、楽器や衣装と合わせたトータルコーディネートを考える事が出来ます。
モデル毎にテーマが設定されており、そのテーマに沿った質感に仕上がるようにオイルフィニッシュ、ワックス、グロスフィニッシュを使い分けています。
Pure veg tannage(天然の樹皮から抽出されるタンニン)を使用して革を鞣す事により、吸湿性と通気性を高め使い込むほどに味わいが増します。モデルにより鞣し方を変えたりVeganレザーを使用しています。


over the fieldのサイト

購入したアイテム(Springbreak I + Slide Tailpiece® の組み合わせがおすすめ)

レザー系ストラップ

ヴィーガンレザータイプの Springbreak I Vegan
※ポリウレタンのフェイクレザー(上記のリアルレザーに近い感じ)

リアルレザーのSpringbreak I
※カウハイドレザー(雌牛革のナッパレザーというもので柔軟性があって軽い!)

の2点購入しました。

写真は 上 Springbreak I Vegan 下 Springbreak I

Richter Springbreak I

個人的おすすめは
Springbreak I + Slide Tailpiece® の組み合わせ
Slide Tailpiece 自体がリアルレザーなのでここは揃えておきたいですね。
またステッチ付きのはSpringbreak Iのみになっています。
この先 10年 20年 使っていく経年変化が楽しみです。

1961年ヴィンテージジャズベース装着例

Richter Springbreak I

Richter SLIDE TAILPIECE®

Fodera Imperial装着例

Richter Springbreak I

Richter Springbreak I

現在、教室のレッスン用のベースに標準装備しています。

受講者さんの使用例

大柄な方ですが すぐ調整できました。

Richter SLIDE TAILPIECE®

Richter SLIDE TAILPIECE®

Richter Strap 購入価格など(ほしい方は津田まで連絡を)

Richter SLIDE TAILPIECE®

上より

Slide Tailpiece®
希望小売価格(税込10%)6,600円

Springbreak I Vegan
希望小売価格(税込10%)8,360円

Springbreak I
希望小売価格(税込10%)13,200円

価格は選考になる場合があります

ちなみに希望小売価格が決まっておりまして楽器店で買っても 基本同じ価格です。
が、先に津田に一報連絡するか 購入時に津田のサイト見たと 伝えていただければば ちょっといいことあるかもしれません。

輸入代理店「over the field」さん

over the field

京都宇治に事務所構える エレクトリックベース及び関連商品の輸入及び日本総代理店さんです。
まだまだ国内に知られていないブランドも取り扱っています。
国内の有名楽器店にも卸されています。

https://www.otf-bass.com/

over the field の Richter Strap ラインナップはこちら

https://otf-bass.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=2705805&csid=0


※商品価格は変更になる場合があります。

最後にまとめ

最後にせっかくなので 所有するギター・ベースストラップを並べてみました。
上から、汎用的なナイロンストラップ、布系ストラップ、ナイロン+クッションのコンフォートストラップ、レザー系 細いのと太いの、今回のRichterストラップですね。
当ベース教室ではどれも試せるのでぜひお試しください。

エレキベースのストラップ

今回の記事はベーシスト・ギタリスト、音楽教室経営者の方々の参考にもなると思います。
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